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2025.06.07 05:37

〔米株式〕ダウ3日ぶり反発、443ドル高=堅調な米雇用統計で(6日)

 【ニューヨーク時事】週末6日のニューヨーク株式相場は、米労働市場の底堅さを示す雇用統計を背景に、3日ぶりに反発した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比443.13ドル高の4万2762.87ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は231.50ポイント高の1万9529.95で引けた。

 投資家が重視するS&P500種株価指数は、2月下旬以来、約3カ月半ぶりに6000の節目を回復した。

 ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比1億2466万株減の9億3785万株。

 米労働省が朝方発表した5月の雇用統計によると、非農業部門の就業者数は前月比13万9000人増と、市場予想と同程度だった。安心感からITや金融など幅広い銘柄が買われた。前日にトランプ米大統領と実業家イーロン・マスク氏の対立を受け急落した米電気自動車(EV)大手テスラは大幅反発した。

 一方、前日に四半期決算を発表した米半導体大手ブロードコムが、フリーキャッシュフローが投資家の期待に届かなかったことで大きく下落。カナダのスポーツウエア大手ルルレモン・アスレティカも決算発表で業績見通しを下方修正し、急落した。

 ダウ平均の構成銘柄では、セールスフォースが2.8%高、アマゾン・ドット・コムが2.7%高、ユナイテッドヘルス・グループが2.5%高、シェブロンが2.4%高、シスコシステムズとアメリカン・エキスプレスがいずれも2.2%高。ホーム・デポとマクドナルド、スリーエム、ウォルマートはそれぞれ0.5%安。

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